約 2,973,390 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1518.html
ネコのマスターのクリスマス・買い物編 家を出た俺と礼奈は近所にある大きなデパートを目指して歩いていた。 「んで、何で俺だけお前の買い物に付き合わなきゃならんのだ?」 「だって、クリスマスプレゼント買いに行くんだもん。タマちゃんの好みは兄さんに聞くのが一番でしょ?」 あぁ、そういう事か。そういえばもうそんな時期だったなぁ。12月は誕生日だのクリスマスだの大晦日だのイベントが多いからなぁ。 なんて個人的な事を思いつつ、俺はサイフの危機をどう乗り切ろうか悩んでいた。 そんなこんなでデパートに到着。ここら辺では一番大きいデパートだしクリスマス間近という事もあって、店内は人で埋め尽くされている。 「うわぁ、凄い人!ケーキとか残ってるかな?かな?」 一瞬礼奈が別の世界の礼奈に見えた気がするが、気のせいだろう。 それより本当にこれではケーキはもちろん普通のプレゼントだって相応しい物が見つかるか不安だ。俺達はまず一番心配なケーキを見に行った。 タマと俺が好きなチョコレートケーキと礼奈が好きな生クリームケーキはあったが、キルケが好きなフルーツケーキは既に予約がいっぱいだった。 仕方なくキルケの分も生クリームケーキにする事にして、予約をする。 次にプレゼントだ。礼奈はキルケに服を買ってやるつもりらしい。タマには何が良いか聞かれたが去年何を渡したか思い出せない。 仕方なくタマも服で良いんじゃないか?と言っておいた。 「そういえば兄さんはプレゼントどうするの?」 「ふっふっふ。実はもう買うものを決めてある」 「本当?楽しみだなぁ♪」 そうは言ったがさて困った。本音を言えばまだ誰の分も決めていない。 礼奈に鉈なんて送ったら怒られるか?あ、いやもちろん冗談だが。 自然に目が刃物のコーナーに行きそうになるのを押さえ、真面目にプレゼントを考える。 デパートは広いのでとりあえず別行動する事にした。 そして一人になった和章を遠くから見つめる影がひとつ。 「ターゲットを捕捉。ターゲットは妹と別れ一人で行動を開始した模様。」 影の主は武装神姫、タイプはヴァッフェバニー。手に持つ無線を介して誰かと会話をしている。 「了解。引き続き追跡、監視せよ。」 無線機からの声の指示を受け、その神姫は影へと姿を消した。 そのころの山田家。 「~♪」 私がマスターの帰りを待ちながら鼻歌を歌っていると、タマがこっちに来て 「ねぇ、ますたーとレナちゃんはなんでわたしたち置いてっちゃったのかな?」 と聞いてきました。タマはわかっていなかったんですか。 「それはですね、二人がクリスマスプレゼントを買いに行ったからなんです」 「くりすます・・・あ、そっか!そういえばもうすぐくりすますだったね!」 クリスマスすら忘れかけていたようです。そう言えば前和章様からタマは物忘れが多いと聞きました。何でも誕生日すら忘れられていたとか。 マスターはきっと和章様にとても凄いプレゼントをあげるでしょうね。あんな顔でしたから。 「ぷれぜんと、たのしみだな~♪」 タマがニコニコしながらそう言ってます。確かに楽しみですね。私はクリスマスプレゼントを貰うのは初めてなので、尚更楽しみです。 そう言えばマスターのお母様の神姫のペルシスらしき神姫が二人の後をつけていたようでしたが・・・何だったのでしょうか? 何者かの視線を感じ、俺は周囲を見回す。しかし俺を見ているのはレジ打ちをしている店員だけだ。 「・・・気のせいか?家を出てからずっと誰かに見られてる気がするんだが・・・」 「お会計21894円になりまーす」 「うぅ高い・・・家族持ちニートにこの季節は辛いぜ・・・」 そんな事を呟きながら俺は会計を済ませ、今買ったみんなへのプレゼントを袋に詰める。 すると同じく買い物を済ませたであろう礼奈が俺の所に来た。 「さ、あいつらが待ってるだろうし、帰るか」 「うん!」 タマ達の喜ぶ顔が目に浮かぶ。そのせいで一度電柱にぶつかったが、そんな痛みも気にせず俺は礼奈と一緒に家に帰った。 第六話につづく 第四話に戻る ネコのマスターの奮闘日記
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/4.html
ここは「マイティのひと」が作成した武装神姫ショートストーリー 『Mighty Magic』シリーズを掲載しております。 著/マイティのひと ※コラボレーション大歓迎也。 ※文字サイズを通常よりも一段階小さくしてご覧になると読みやすくなります。 ※本文は随時加筆修正されます。更新履歴をご参照ください。 ※現在諸事情により更新速度が激減しております。何卒ご了承ください。 - 昨日 - 今日 - 合計 神姫とそのオーナーたち 装備構成解説 設定解説 本文ページ(妄想設定準拠) マイティ編 Mighty Magic ・インターバトルO「アーキタイプ・エンジン」 ・強敵 ※『不良品』?とのコラボ作品 ・犬達の出会い ・バトリングクラブ ・インターバトル1「プレゼント」 ・変身! ※魔女っ子神姫☆ドキドキハウリンとのコラボ作品 ・主義 ※岡島士郎と愉快な神姫達より、鶴畑大紀ゲスト出演。 ・インターバトル2「誤情報」 ※パカパカ祭りより ・インターバトル3「エルゴより」 ※HOBBY LIFE,HOBBY SHOPとのコラボ作品 ・固執 ・戯れ(18禁作品) ・インターバトル4「親友」 ・インターバトル5「トレーニング・デイ」 ・信念 ・インターバトル6「変身! そのに」 神姫たちの舞う空 ・事前予告 某月某日2001時 ・開催前夜 二ヵ月後、某月某日2221時 ・参加手続および第一次作戦会議 *月*日1144時 ・エルゴ飛行隊(ERGO Spuadron)メンバー表 ・出撃~接敵 1223時~1236時 ・交戦~十五分経過 1236時~1245時 ・~三十分経過 1245時~1302時 ・戦況再変~戦術再考 1303時~1311時 ・コンタクトイエロー~第一ラウンド終了 1312時~1330時 クエンティン編 CROSS LO[A=R]D ※全編にわたって、岡島士郎と愉快な神姫達より鶴畑コンツェルンの面々が特別出演しております。 ・第一話「修正」 ・第二話「融合」 ・第三話「エイダ」 ・第四話「それぞれの正義」 ・第五話「相対」 ・第六話「恐怖の正体」 ・第七話「OFイクイップメント」 ・第八話「襲撃」 ・第九話「拉致」 ・第十話「知性」 ・第十一話「決意」 ・第十二話「回帰」 ・第十三話「脱出」 ・第十四話「アーマーン」 ・第十五話「上空戦」 ・第十六話「共鳴」 ・第十七話「憧憬」 ・第十八話「教育期間」 ・第十九話「逃亡」 ★The Latest Chapter★ シエン編 クレマチスの檻(タイトル決定) ※CROSS LO(A=R)Dが終了し次第連載開始。 Archives エロ妄想スレッドにて初期に書いた拙作二編。 For Adult only! ・ヴァッフェ装備のこと ・知識 参考文献 私が拙作を書く際おおいに助けていただいた書籍を紹介しています。 ※五十音順、敬称略 相田裕 『ガンスリンガー・ガール』電撃コミックス 押井守 『アヴァロン~灰色の貴婦人~』メディアファクトリー カズオ・イシグロ 『わたしを離さないで』早川書房 神林長平 『戦闘妖精・雪風《改》』 『グッドラック 戦闘妖精・雪風』 “火星三部作” 『あなたの魂に安らぎあれ』 『帝王の殻』 『膚の下』 いずれもハヤカワ文庫JA ※その他の作品も、機械知性を考えるのに役立ちます。 京極夏彦 “京極堂シリーズ” 『姑獲鳥の夏』講談社文庫 『魍魎の匣』講談社文庫 グレッグ・イーガン 『ひとりっ子』 士郎正宗 『攻殻機動隊 The ghost in the shell』 『攻殻機動隊1.5 Human-error processor』 『攻殻機動隊2 Manmachine interface』 いずれも講談社 藤田博史 『人形愛の精神分析』青土社 船木亨 『デジタルメディア時代の《方法序説》 機械と人間とのかかわりについて』ナカニシヤ出版 宮沢賢治 『新編宮沢賢治詩集』新潮文庫 ご感想などどうぞ。 サイドボードがタネとは、目からウロコでした。カードゲーム的発想ですね~ -- ねここのひと (2006-10-26 07 43 55) けっこう面白い話があるので、いつも楽しみにしています。 -- 名無しさん (2007-01-03 12 57 09) 面白い話とシリアスな話がそれぞれ展開していくのがいいですね。 -- 名無しさん (2007-01-04 16 06 00) 神姫たちの舞う空編、続きがむちゃくちゃ楽しみです! -- 神姫の父 (2007-01-13 21 10 23) 燃えますな大規模空戦!続きを楽しみにしております。 -- Gの人 (2007-01-16 00 24 46) いよいよ戦闘開始ですね! 次回も楽しみにしております! -- ドキ(ryの人 (2007-01-16 01 02 43) CROSS LO[A=R]Dがマジ熱い!! -- 名無しさん (2007-01-30 07 15 42) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/2chbattlerondo/pages/184.html
項目 読み 意味 ABC/AB盾 えーびーしー/えーびーたて アーマー『シュタールカッツェ・ABシールド』のこと。ドイツ語で、シュタール(Stahl)は鋼、カッツェ(Katze)は猫の意。その名のとおり、表面に猫の顔のようなモールドが施されている。ABCは「ABシー(ルド)」。シールドはshieldであり、頭文字ではない。 AI変え/AI調教 えーあいがえ/えーあいちょうきょう 本来のコアユニットが好む戦闘距離やスキル使用頻度を戦闘後の神姫評価の賛否によって変えさせること。ミッションバトルで延々と繰り返すことが多い。 AM盾 えーえむたて アーマー『ユースティティア・AMシールド』のこと。「ユースティティア」はローマ神話の正義の女神。 AS えーえす スキル『エンジェリックスカイ』のこと。バトロン開始からMA実装までの半年間の唯一の移動スキル。飛鳥の実装以降移動スキル持ちの武装も増えたため出番は減ったが、全移動スキルを象徴する代名詞として使われる。 AS白子砲 えーえすしろこほう ASで急速離脱して白子砲を撃つ、という名前そのままの定番戦術の一つ。白子装備のみで実現できることと、延長線上にASハイブラがあるために有名(これを含めてAS白子砲とも呼ばれる)。杖、疾風怒濤などの他遠距離武器と持ち替えた派生型もある。 AS盾 えーえすたて アーマー『アイゼンヒンダニス・ASシールド』のこと。ドイツ語でアイゼン(Eisen)は鉄、ヒンダニス(Hindernis)は障壁の意=「鉄の障壁」。「打撃ダメージダウン」から推察するに、ASはアンチ・ストライク(Anti-Strike、対打撃)だろうか。 A子 えーこ HST型アークのこと。フィギュアの開発コードとしても使用されていた。詳しくはCHOCO氏のサイトを参照のこと。 BM びーえむ 1.バトルモードの略。→バトルモード2.PSPソフト「武装神姫BATTLEMASTERS(バトルマスターズ)」の略。だが前述のバトルモードとの混同を避けるためバトマスと呼ばれる方が(バトロンスレでは)多い。津軽の出身作「ビートマニア」もこう略されることが一応ある。 CSC しーえすしー 「コアセットアップチップ」の略。「武装神姫」の世界の設定では神姫に力を与えるパーツとされる。「バトルロンド」では神姫の基本性能や成長センスに影響を与えるとされる。作品によって若干設定の差異はあれど、宝石の名を冠する点・換装できない点は共通のようである。 DS でぃーえす スキル『ダークスラッシャー』のこと。威力・射程・隙の無さと全てにおいて高性能だが、カウンターで取られやすい弱点も。 EX落ち いーえっくすおち 神姫がClassEXになること。ClassSになるための規定勝利数を満たせなくなることを「EX落ち確定」とも。 FATE(盾) ふぇいと/ふぁて(たて) アーマー『ポラーシュテルン・FATEシールド』のこと。ドイツ語でポラーシュテルン(またはポーラシュテルン:Polar Stern)は北極星の意。 HMT えいちえむてぃー ハイマニューバトライクの略。イーダの型名。高機動三輪自動車の意。高機動とは「巧みに動かす(動かせる)」ということであり、「高速」とはやや意味合いが異なる。 HP えいちぴー 「ハードポイント(Hard Point)」の略称。「ジョイント」に同じ。ミリタリー用語では、戦闘機が兵装を選択できるように構造を強化した部分のことを指す。他のゲームでよく使われるHP(Hit Point)は、ゲーム内呼称に準じてLP(Life Point)で呼ばれることがほとんど。 HST えいちえすてぃー ハイスピードトライクの略。アークの型名。高速三輪自動車の意。 LP型 えるぴーがた 唯一の勝敗決定条件である「LPが0になる」という点に焦点を当て、高いLPを持たせた神姫のタイプ。防御力・回避力だけには頼らない、単純な高数値による耐久力が特徴。攻撃性をスキルに頼ったタイプはLPSP型と呼ばれるため、一般的にLP型と言えば攻命寄りのステータスを指す。活躍の場をミッション等に限定し、オフィシャルバトルはひたすら負け続けて育成する超LP型も存在する。 LPSP型 えるぴーえすぴーがた LP型とSP型、両方の特徴を兼ね備えた努力と忍耐による育成を受けた神姫。稀にLP型とSP型の総称として用いられることもある。 MA えむえー スキル『マッハアプローチ』のこと。バトロン開始から半年ほど経ってから実装された、AS以外で始めての移動スキル。 MMS えむえむえす 神姫に用いられているロボットの開発技術、およびその技術を用いたロボットの総称。本来は「MMS-Automaton 神姫」を略して神姫と呼んでいるが、作中の表現を見る限り、MMS=神姫と捉えて問題ない(そもそもの作品名も「武装神姫」である)。なおフィギュアでの「MMS」とは、「Multi Movable System」を略した素体の名称である。 MMS NAKED えむえむえす ねいきっど 型を持たない裸の素体のこと。コアを載せ変えないと心もない。バトルロンド内ではトレーニングの相手として登場し、クラスに応じて色が変わる(トレーニングのページを参照)。防御トレーニングでは攻撃特化でも出せない威力を叩き出すことから、実は最強なのではないかという噂がまことしやかにながれている。WFとSFにて、同一の外見を持つ「イリーガル NAKED」という敵キャラクターが登場している。 PA ぴーえー スキル『ファントムアクセル』のこと。前進のみの移動スキルだが、必要装備の『モーターユニット“バンチョーmk3”』は腿装備なので優秀なリアパーツや脚装備と併用できるのが強み。更にほとんどのBMと共存できるなど実用性はかなり高い。 PB ぴーびー ポイントバトルのこと。カタカナ表記で語呂の良い略称がないためか、公式でも英語の頭文字で略されている。またゲーム内のアイコンにも「PB」の文字が確認できる。 RD あーるでぃ スキル『ローラーダッシュ』のこと。唯一リアパーツではない移動スキルだったが、PAの登場とディゾナンスの実装で一気に日陰に追いやられたかわいそうなスキル。 root るーと WF 08のラスボスとして登場した、「全能なる者“root”」のこと。西園寺によるMMS技術の軍事転用を目的とした「次世代MMSのプロトタイプ」。神姫の武装パーツの寄せ集めの集合体で、バトルロンド初の神姫(MMS)の形をしていない敵である。次世代と言う割に、名称は現代の現行システム(UNIX)に由来している。後にシークレットミッションで再登場した。 RQ あーるきゅー アーマー『レースクイーントップス』および『レースクイーンスカート』のセットのこと。SF 08にてピンクと青が景品になるものの、中盤~終盤の強敵のドロップアイテムだったために血涙を流したオーナーもおり、この時期に「bba」が流行した一因ともいわれる。 S4U えすふぉーゆー バトルモード『ソングフォーユー』のこと。バトル中とは思えない派手な演出が見物。 SF えすえふ 夏休み期間に開催されるキャンペーン『サマーフェスタ』のこと。特別なイベントミッションやログイン特典のプレゼント、バッテリー消費半減などが行われる。2008年には『ドッキドキ・トレジャーアイランド』が開催された。2009年には『サイバーテロから街を救え!』が開催された。「サイエンスフィクション」でも「少し不思議」の略でもないので注意。→逸話 SNK えすえぬけい スキル『スーパーねこキック』のこと。某ゲーム会社は新日本企画の略。 SP型 えすぴーがた 高いMSPを持つSP特化型の神姫及び、それを活用しスキルを連打して勝負を決める戦い方のこと。 SSF えすえすえふ スキル『サンドスプラッシュフィーバー』のこと。猫プチマの方がメジャー。 Sアチ えすあち 各神姫に設定されているアチーブメント「Sクラスになる」、あるいはその達成により入手できる武装のこと。実用的なものからネタ武装までいろいろだが、これを持っていることは一つのステータスとされる。 UWS ゆーだぶりゅーえす スキル『アンダーウォーターストーク』のこと。大まかな日本語訳は「水面下からの追跡」。潜入工作が得意な$子ならではのスキルというわけである。たとえボルケーノのステージでも「潜水」するため、時にシュール。 WF だぶりゅーえふ 年末から新年にかけて開催されるキャンペーン、『ウインターフェスタ』のこと。特別なイベントミッションやログイン特典のプレゼント、バッテリー消費半減などが行われる。2007年にはバトルロンド初の大型イベント『イリーガル・レプリカ討伐指令』が、2008年には『サイバーフロント攻略作戦』行われた。バトロンスレ以外の神姫関連ではワンフェスの意味で使われることが多いので注意。→逸話 WM だぶりゅーえむ WebMoneyの略。関連して「ちょっとコンビニ行って来る」の項目も参照してほしい。 Y子 わいこ HMT型イーダのこと。フィギュアの開発コードとしても使用されていた。詳しくはCHOCO氏のサイトを参照のこと。 133ページ ひゃくさんじゅうさんぺーじ 武装神姫マスターズブックの「ヒブソウシンキ」表紙ページ。2,500円が高いとみるか安いとみるかは神姫魔道のハマり具合によるだろう。08/8/8に公式サイトで続編の掲載予告と共に、第0話として全ページを掲載された。 330 さんびゃくさんじゅう このゲームでプレイヤーが作れる最高レベル。ダイヤ3積み必須の最も遠い目標。実際に到達できる可能性はお察しください。1%にすら満たないと言われている。しかしプレミアムチケットとプレミアムトレーニングの実装により、高速で成長限界を確認し、これに満たない場合はリセットまたはリアクトし、是が非でも330を目指そうとする者も現れている。(ネットカフェの時代から同様の育成手法は存在していたが、地域格差があったため一般的とは言いがたかった)ちなみに各ステータスの最高レベルは255なので、例えば回避330神姫を育成することは不可能である。 弗子/$子 どるこ イルカ型ヴァッフェドルフィンのこと。 英→日 対応表 AS Angelic Sky エンジェリック・スカイ CSC Core Setup Chip コアセットアップチップ HMT HIGH MANEUVER TRIKE ハイマニューバトライク HP Hard Point ハードポイント HST HIGH SPEED TRIKE ハイスピードトライク MA Mach Approach マッハアプローチ PA Phantom Accelerate ファントムアクセル PB Point Battle ポイントバトル RD Roller Dash ローラーダッシュ SNK Super Neko Kick スーパーねこキック SSF Sand Splash Fever サンドスプラッシュフィーバー S4U Song For(Four→4) You(U) ソングフォーユー UWS Under Water Stalk アンダーウォーターストーク 上へ戻る
https://w.atwiki.jp/busosodo/pages/75.html
武装神姫達のソード・ワールド2.0【第1-3話】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18046461
https://w.atwiki.jp/busosodo/pages/80.html
武装神姫達のソード・ワールド2.0【第2-1話】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18755838
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2686.html
全く、神姫なんてつまらないよね。こんなにお金をかけていい装備をかってあげてるのに勝てないし。最新型だって言うからかってあげたのに弱っちいのよあなた。それに何、戦いたくないって、あなた武装神姫でしょ。戦わないと意味ないじゃないのよ。はぁ、ママは何でこんな子買ってくれたのかしら。あとパパが帰ってきたら神姫バトルのこと教えてもらうんだ。もっと強い神姫も買ってもらわなくっちゃ。ちょっと、オモチャのくせに泣かないでよ、うっとおしい。はぁ、パパもママも早く帰ってこないかしら。 連続神姫ラジオ 浸食機械 7:人形の家 「全く物好きなのだわ。せっかくの脱出する機会を見逃すなんて」 <そういうグレーテルさんこそ島に残ってるじゃないですか。おまけに生身で神姫と戦うなんて無茶苦茶ですよ> 結局僕が怪しいとにらんだ場所に着くまでグレーテルさんと行動を共にすることになった。相手は数で押してくるのでお互い一人は避けたかったからだ。 <それにしてもすごいですね> ステッキを指さしながら話しかける。 「自分で言うのも何ですが、普通の人が完全武装した神姫と渡り合えるなんて考えられないですよ」 「だがらぐれーでるはずごいんだよ」 「ヘンゼル、余計なことは言わなくていいわ」 言葉を遮ったグレーテルさんの表情はどこかつらそうに感じた。 しばらく歩くと森の木立が切れてきた。もうすぐ目的地だ。そう思っているといきなり足下が崩れた。 「きゃあ」 グレーテルさんの足下を中心に地面に穴が開いて僕たちはその中に落ちていった。とっさにブースターをかけて上に上がろうとするが上から何かが降ってきて結局グレーテルさんの上に落ちてしまう。 「あなたたち、無事なのかしら?無事ならどいてくれるとうれしいんだけど」 「ぐれーでる、だいじょうぶ?」 慌てて動こうとしたが体が動かない。ヘンゼルも武装が網に絡まって動けないでいるようだ。 「全く、網まで落としてくるなんて念の入ったことだわ…もっとも足をくじいてしまったようだからこれが無くても自力ではあがれないけど」 「あはははは、反応があったから来てみたらまたニンゲンがかかったのだ」 穴の上から声が聞こえる。見上げると穴の縁を神姫が取り囲んでいた。そのうち一体が身を乗り出してくる、先ほど声をかけてきたのはこのマオチャオ型のようだ。 「お姉さん、よかったら助けてあげようか?ただしお姉さんの神姫は私たちがもらっていくのだ」 「ほんど?ほんどにぐれーでるたずけでくでるの?」 「ヘンゼル!みっともないまねをするんじゃないのだわ」 グレーテルの言葉に穴の上の神姫達全ての目つきが変わるのが分かる。それでも変わらぬ口調でマオチャオ型が話しかけてきた。 「あったりまえなのだ。あたしは約束は守る神姫なのだ。お姉さんも神姫の言うことは聞いた方がいいのだ。イーダ型が欲しければまた買い直せばいいのだ。」 その言葉にプルミエもヘンゼルも曇る。上の神姫達は何かを期待した目でこちらを見ている。 「お断りよ」 グレーテルさんが短く答えた。その途端上の神姫達が騒ぎ出した。恨むような悲しんでいるようなあきれているような何ともいえない表情を向けてくる。 「ふざけるんじゃないのだ。お前達ニンゲンは助かりたいはずなのだ。神姫なんて買い直せばいいのだ。そんな言葉のおかしくなった神姫になんかこだわる必要ないのだ」 マオチャオの叫びはとても痛々しかった。他の神姫達も偽善者だの嘘つきだの暴言を吐きかけていた。誰かが小石をグレーテルに投げつけてきた。石の数は多くなっていきグレーテルの肌はあちこち赤く染まっていった。 「やめで、ぐれーでるをいじめないで!」 ヘンゼルがグレーテルを石から庇うために駆け出した。網に武装が絡まって動けなかったので四肢と武装を強制パージして。ヘンゼルの背中を石が打っていた。小さな石と入っても神姫にとっては拳より大きな石でずっと殴られているようなものだ。 「ぐれーでる。やっぱりあだじをずてでよ。わるいごだったあだじをずでてよ」 「…ばか、あんたを守ってあげられなくて何の意味があるのよ」 泣き顔で懇願するヘンゼルにグレーテルがきっぱり言い放つ 「ふざけるななのだ!お涙頂戴はいらないのだ!なんでそんな欠陥神姫を捨てないのだ!!何でそんな神姫を大切にするのだ!!!」 マオチャオが石を投げる。それはヘンゼルの背を打つ。あっと声を上げヘンゼルが倒れ込むのがスローモーションで僕の目に映った。グレーテルの目が大きく見開かれる。 「どうしてお前みたいな神姫にマスターがいるのだ…」 マオチャオが石を投げ続ける。みんなの視線がヘンゼルに注がれている。恨みで神姫が殺せたらといわんばかりの勢いだ。誰も僕達に注意を払っていない。後一本もロープを切れば逃げられるとしても。こっそりバーニアの暖気を進めていたとしても。 「マスター、準備完了です」 プルミエの言葉が合図だった。 次回:蟲毒の底に続く・戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1508.html
鋼の心 ~Eisen Herz~ 「犬子さんの土下座ライフ」特別編 -遠征編- ※土下座さま/著 ネタバレ解禁につきあとがき差し替え。 「ここが天海神姫センターですか」 「はい、リアルバトルオンリーの容赦なき戦場で、ツワモノどもが切磋琢磨する修羅の国です」 「うーん、確かに様々な上級者の方の胸を借りることは出来そうですが……正直不安ですねぇ」 「大丈夫ですよ! 私はLPの豊富さには定評のあるハウリンタイプで、しかも今までの戦績は全戦全損敗北なためその成長もハンパなく、打たれ強さには自信がありますから!」 「冷静になると、あまり威張れた話ではありませんねぇ」 「うう、お恥ずかしい限りです……ですが! 今日ここで修練を積むことで、きっと明日は新しい自分に変わっていけるものと信じています!」 「そうですか……でしたら僕はもう何も言いません。全力でサポートしますから、頑張って来てください!」 「はい!」 「ネメシスだー! ネメシスが出たぞー!」 「マジかー!」 「ジーザス!」 「ま、待ってくれ! 中に、中にまだ俺の種子が……!」 「もう手遅れだ、諦めろ!」 「そ、そんな……種子、種子ぉぉぉぉぉ!」 「こっちには化け猫が出たぞー!」 「オーマイガッ!」 「俺、このバトル終わったら猫子にコタツクレイドル買ってやるって約束してたんだ……」 「くそう、やってやる、やってやるぞ!」 「すまない兎子……! 勝ってこいなんて言って、俺が悪かった! 俺が悪かったから…… どうか無事に、無事に戻ってきてくれ、たのむ……!」 「曲射が、曲射がどんなに逃げても追いかけてきて……物影に隠れても平気で狙ってきて…… いやあああああああああああああ!!」 「落ち着くんだ鳥子! もうバトルは終わったんだ、終わったんだ!」 「マスター、そっち大丈夫? トラップない? トラップないよね? あ! 今私の後ろでトラップ仕掛けられたかも?! マスターはそっち見ててね?! 絶対だよ?! 絶対目を離しちゃダメだからね? 目を話したらその隙にトラップで囲まれるんだから……!」 「いやだから黒子、バトルはもう終わっってるって」 「こっち向いちゃダメー!! トラップしかけられちゃったよ、囲まれた、囲まれちゃったよどーすんのよマスター?!」 「くそ、今日はなんて日だ……!」 「おい! こっちじゃポン刀持ったアーンヴァルとやたら素早いサイフォスが狩り物競争してるぞ?!」 「……中の奴らの冥福を祈ろう」 「勝手に殺すな?!」 『No3エリアの戦闘が終了しました』 「丑子! 大丈夫か丑子?!」 「ま、ますたぁ……わたし、ますたぁの武装神姫になれて……幸せでした……がくっ」 「丑子ーーーーーーーーーーーー!!」 「あれ……? なにも見えないよ……何も聞こえないよ……マスター、どこですか、マスター……?」 「ここだ……俺はここにいるぞ……よく頑張ったな、もういい、もういいんだ、ゆっくり休むんだ……」 「ご主人様ー……パインサラダ作る約束、守れなくてごめんなさい……」 「そんなこと気にするな! そんなものいつでもまた作れるじゃないか!」 『予約ナンバー121~132の方は、対戦スペースへお入りください』 「いやああああああああああ!! もういやあああああああああああ!!」 「いかせない、いかせないぞ俺の騎士子は?!」 「あ、俺いま急用ができたわ。帰ろっと」 「ふ、震えてなんていませんよ? これは武者震いですったら」 「あ、マスターなんか前の人が次々帰っていきますよー♪ 得しちゃいましたね♪」 「バカ! 俺たちも帰るぞ!」 「…………………………」 「…………………………」 「……帰りましょうか?」 「はい♪」 遠征編――完! 鋼の心 ~Eisen Herz~へ戻る 犬子さんの土下座ライフ。へ進む はい。と言う訳でネタバレのお時間です♪ ALCの作と見せつつ、実は土下座さまの作品だったりする本作。 果たして何割ほどのマスターさんが気づかれたのでしょうか? まあ、文体がぜんぜん違うのでもろばれだったような気もいたしますが…。 ALCに暖かなイメージのSSは無理だ(泣)。 かねてよりの告知どおり、一週間ほど経ったので驚愕の事実を公表するにいたった訳であります。 ご意見、ご感想、愛の告白、その他諸々…。 土下座さまへどうぞ。 ちなみにALCはあとがきを書いただけで御座います。 何にもしてない楽ちん楽ちん。 おまけに本文の修正まで土下座さまにやって頂いたとあっては…。 さて、どんな恩返しをいたしましょうかね?
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1768.html
《エントリー済み神姫一覧》 (オーナー名、神姫名共に敬称略) ◆テンチョー(姉担当)&カレラ(エウクランテ/汎用型CSC) 1.C4 AC用ハンドガン 2.B1 グライダー風味ウイング 3.A9 板野サーカス 4.C11 脚部レールカノン 5.B7 サザンクロスの印 6.C4 AC用ハンドガン Op2 明鏡止水ドライブ ◆テンチョー(妹担当)&ラーリ(アーク/超攻撃型CSC) 1.C9 連装型サブマシンガン 2.C11 XBR-M-82Aビームライフル 3.A7 スカーレット・ナイトライダー轢き逃げ 4.C11 XBR-M-82Aビームライフル 5.A7 スカーレット・ナイトライダー轢き逃げ 6.C9 連装型サブマシンガン Op2 ヒミツのギミック 姉妹対決。勝ち残ればイヤでも戦うことに……。 どちらもお強いのでその可能性は充分にあるかと……。 ◆蝕神&六花(エウクランテ/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.C11 速射砲 2.B8 ボレアス 3.C11 速射砲 4.C11 ヴァルムンク 5.B8 ボレアス 6.C11 速射砲 Op1 雷神 ◆蝕神’&ラプラス(ストラーフ/超攻撃型CSC) 1.C12 MVナイフ 2.A2 鉄槌 3.6.C12 DFナイフ 4.6.C12 DFナイフ 5.A2 チーグル 6.C12 DFナイフ 思えば蝕神さまが一番最初の投稿者でした。本当にありがとう御座います。 記念すべきエントリーナンバー1は、貴方のラプラスさんなので、覚えておいてください。 ◆ダムド&リン(フォートブラッグ/耐久型CSC) 1.C10 ソドムEX 2.A5 砲撃モード 3.B5 激氷装ネオグラム・ブラスターモード 4.S1 激氷装ネオグラム・ブラスターモード 5.C10 ゴモラEX 6.C9 アルファ Op9 ECM ◆ダムド(2)&レン(マオチャオ/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.C5 研爪 2.A3 スーパーネコキック 3.S2 ランスバイザー・ブリガンディモード 4.C5 研爪 5.B3 旋牙 6.S7 ヂェリカン Op1 ランスバイザー・ビークルモード ◆ダムド(3)&ジン(ティグリース/逆境型CSC) 1.C5 神滅爪 2.A12 真鬼王 3.C12 風神 4.C5 神滅爪 5.B7 朱天 6.C12 極閻魔 お祭りですぜ、旦那。 ……でも、できれば最大で3人位にして欲しい……。 いや、家は4姉妹なんだと言われれば全員出してあげたくなるのが人情ですが……。 ◆木香&ルウ(アーンヴァル/逆境型CSC) 1.C1 ライトセイバー『デュアル・ハーロゥ』 2.B1 リアウイング『エール・オブ・コスモス』 3.C1 ライトセイバー『デュアル・ハーロゥ』 4.C1 ライトセイバー『デュアル・ハーロゥ』 5.A1 ビームカノン『ランス・オブ・ケイオス』 6.C1 ライトセイバー『デュアル・ハーロゥ』 Op1 マルチユニット『ウィーラーフ』 ◆木香二番&天環(フブキ/超攻撃型CSC) 1.A7 妖刀『右一文字』 2.C6 『地龍』 3.C7 『天龍』 4.C7 『天龍』 5.C6 『地龍』 6.A8 妖刀『左一文字』 全弾回避と言う、あの伝説を打ち立てた天使の活躍、期待しております。 今回はオプションの効果もあって、尋常ではない強さに仕上がっておりますよ~。 ◆絢人&フィオナ(アーンヴァルB/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.C11 ルプス・ビームライフル 2.B6 スーパーシルバーストーン 3.A13 エクセルビームキャノン・オートクレール 4.C1 リィンフォースソード・180(ワンエイティ) 5.C11 ルプス・ビームライフル 6.B7 対艦刀・アロンダイト Op1 ネオボードバイザー・ガンシンガー/ ユノーさんに代わって参戦のフィオナさん。 でっかいソードとランチャーを背負って天駆ける姿が目に浮かぶようです。 そして、アムドラは色を合わせると、妙に神姫に良く似合うのです。 ◆紅騎士&エクス(アーンヴァルB/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.S1 エクスカリバー 2.C2 アルヴォPDW9 ナイツカスタム 3.B8 レールガン「ロンゴミアント」 4.A13 高エネルギー収束ビーム砲「コールブランドⅡ」 5.B6 対神姫大型ライフル 6.S2 ビームブーメラン「カルンウェナン」 Op1 複合ブースターパック「アヴァロン」 ◆紅騎士(2)&ヴェラ(アーンヴァルB/汎用型CSC) 1.B4 ヴァレリーM49SG ナイツカスタム 2.B3 ダブルレイブレード 3.C1 ヴァレリーM49SG ナイツカスタム(バヨネット) 4.A9 高エネルギー拡散ビーム砲「ノートゥング」 5.S3 ヴァルムンク 6.C2 アルヴォPDW9 ナイツカスタム Op2 強襲用バックパック「ブリュンヒルデ」 ◆まさかの紅騎士(3)&ユキ(飛鳥/軽装型CSC) 1.C1 太刀「草薙」 2.A9 対神姫チェーンガン「布都御魂」 3.C2 アルヴォPDW9 ナイツカスタム 4.B1 高機動バックパック「天の羽衣」 5.C1 太刀「草薙」 6.C2 アルヴォPDW9 ナイツカスタム 色々お世話になりました。 書いている側だとどうしても見落とす部分も出てくるので(この企画は特に推敲時間無し)至らぬ部分はほぼ確実に出ます。 そういった点を指摘していただけるのは本当に助かりました。 紅騎士さま抜きではここまでの盛況は無かったと思います。ありがとう御座いました。 そんな紅騎士さまには特別にこの『白色塗料』をプレゼントいたしたく……(笑)。 …ってか黒いな、妹。 ◆繭玉&アンリ・マユ(ストラーフ/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.S4 ミサイル 2.B5 滑空砲 3.S4 ミサイル 4.A2 チーグル 5.B5 滑空砲 6.C5 腕部直付けチーグル Op2 ビッグバイパー ◆モアイさん&マリーシ(フブキ/超攻撃型CSC) 1.C3 アングルブレード 2.C6 防盾 3.A12 真鬼王 4.A11 キュベレーアフェクション 5.C6 防盾 6.C3 アングルブレード ついにフブキが初参加。それもなんとあの破壊神アンリ・マユさんの妹!! しかもオーナーがモアイ!? え、それ、ありなの?(ありです) ◆水井&エミリ(フォートブラッグ/逆境型CSC) 1.A5 砲撃モード 2.B4 九七式荷電粒子砲 3.C6 ストライクアーム 4.C4 アサルトカービン 5.C4 アサルトカービン 6.B4 九七式荷電粒子砲 Op1 ソニックダイバー パラメータが戦力の決定的な差でない事を教えてやって下さい。 そして、今回の砲子オブ砲子の戦いや如何に!? ……ALCもね、フォートブラッグ大好きですよ。 発売日に残ったの奴の半分買い占めるぐらい(全部買占めはオーナーとしてしないのがポリシー)。 ◆ROTVALT&TITANIA(ストラーフ/耐久型CSC) 1.C4 ウズルイフ 2.S3 魔剣:レヴィアタン 3.B4 波動砲 4.C12 DFナイフ 5.A2 チーグル 6.B4 波動砲 Op8 追加センサー 恐らく参加者の中でもトップクラスの頑強さを誇るTITANIAさん。 今回も容赦なく重装甲で来ましたよ~。果たして彼女を打倒し得る神姫はいるのか!? ◆カイ㌧&ゆりあ(アーンヴァルB/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.A13 レーザーB 2.S2 ロンギヌス 3.B6 スーパーシルバーストーン 4.B6 スーパーシルバーストーン 5.C2 アルヴォ 6.C2 アルヴォ ◆カイ㌧(2)&来希(ハウリン/逆境型CSC) 1.A4 ハウリングサンダー 2.B4 吠莱壱式 3.C3 アングルブレード 4.B4 吠莱壱式 5.C3 アングルブレード 6.C3 アングルブレード さあ、黒アーンヴァルの投入です。思う存分暴れてくださいっ!! っていうか、何気に未希さんもかなり強いような気がします。 ◆かもだるま&カール(フォートブラッグ/汎用型CSC ) 1.S4 超弩級エクシードミサイル 2.S4 超弩級エクシードミサイル 3.A7 戦術神風 4.B6 モノポール砲 5.B6 モノポール砲 6.C8 棘輪 Op1 桜花 ◆かもだるま2号&クロロ(ケロロヘッドVer.)(ジュビジー/耐久型CSC) 1.A11 キュベレーアフェクション 2.B7 エアロチャクラム 3.B7 エアロチャクラム 4.C3 ハンマーシード 5.C3 ハンマーシード 6.C3 ハンマーシード ヤマトの方だよね? モノポール。 それはさて置き桜花で神風。 ……ようやく分かった。 カールさんがMっ娘なんじゃなくて、かもだるまさまがS漢(っこ)なんだ。 ◆月夜&上弦(ハウリン/重装甲CSC) 1.B4 吠莱壱式 2.S3 ヴァルムンク 3.A4 ハウリングサンダー 4.B4 吠莱壱式 5.C3 アングルブレード 6.C3 アングルブレード Op2 ビッグバイパー ただでさえ頑丈な(HPの高い)ハウリンをこれ以上硬くしてどうしようと言うのでしょう(褒め言葉)。 最早この硬さに対抗できそうな神姫はTITANIAさんくらいしか思いつきません。 言っておくぜ。このハウリンは不死身だ(←んな事は無い)。 ◆東南風&風雨&時雨(フォートブラッグ/カウンターCSC) 1.A5 砲撃モード 2.C9 アルファ 3.B4 吠莱壱式 4.C9 アルファ 5.B5 滑空砲 6.C10 アサルトライフル Op2 塹壕戦 ミリタリー姉妹のコンビネーションは最強です。 民主主義(数の暴力)の力を見せてやりましょう!! ……いえ、データ自体は純正神姫ですよ。 この発想はALCには無かったので完全に脱帽です。 次回があったらタッグのルールとか考えてみようかな、と思った次第で……。 ◆霧野&朝霧(ハウリン/カウンターCSC) 1.C4 ウズルイフ 2.S3 ヴァルムンク 3.A4 ハウリングサンダー 4.C4 ウズルイフ 5.B4 吠莱壱式 6.C3 アングルブレード Op7 防弾装甲 犬子さんと犬丸さんの出演許可、ありがとう御座います。 クラブハンドと土下座ライフは3Sの性格確認のために時々読み直すのですが、何故か全部読むまで止まりません。 畜生、犬子さん可愛いなぁ、もう!!(でも何故かALCだと犬子さんの性格を再現しきれない) ◆霞&フォリカ(アーンヴァルB/耐久型CSC) 1.C2 ロイガー&ツァール 2.A13 シャイニング・トラペゾヘドロン 3.B6 イタクァ 4.C1 バルザイの偃月刀 5.B1 ニトクリスの鏡 6.C11 クトゥグア Op1 シャンタク ちょ、これ何処のデウスマキナ!? ……あとはレムリアとアトランティスにアトラクナクア、……神獣形態も追加したい所……。 ◆二階堂&悠(飛鳥/軽装型CSC ) 1.B6 対物狙撃銃『紫電改』 2.C1 小烏造『月光』 3.A9 内装機銃『零式』 4.C2 散弾銃『雷電』 5.C2 散弾銃『雷電』 6.S2 銃剣銃『極光』 Op1 大和魂 ◆もう一人の二階堂&アセリア(アーク/軽装型CSC) 1.B6 スーパーシルバーストーン 2.C2 サブマシンガン『ファランクス』 3.C11 シルバーストーン 4.C2 サブマシンガン『ファランクス』 5.A7 H.S.T. 6.C2 サブマシンガン『ファランクス』 大和魂あふれる悠さんと、僕っこなアセリアさん。 この姉妹対決も楽しみにさせて頂きます(実現すればですが)。 そして何気に悠さんの回避力が凄い事に。 ◆九重&チャイカ(ストラーフ/重装甲CSC) 1.B5 PSRS2036「ズヴェズダ」 2.C4 ウズルイフ 3.C4 ウズルイフ 4.B5 PSRS2036「ズヴェズダ」 5.C4 ウズルイフ 6.C4 ウズルイフ Op6 装甲スーツ「アルマース」 データの上では確かに不利なのですが、それだけが神姫を選ぶ基準ではないのです。 やっぱり最後に物言うのは『愛』でしょう。 ……しかし、良いネーミングセンスだ。ロシア(ソ連)好きのALCにはたまらんですよ~。 私はカモメ。と思わず誤訳したくなりますとも、ええ。 ◆うぃんでぃA&ルゼ(ストラーフ/逆境型CSC) 1.C3 ウィッチスティング 2.S3 ヒルコ 3.B4 『エンジェルシード』ガンナーモード 4.B7 『エンジェルシード』ブレードモード 5.A2 アイン・ソフ・オウル 6.C3 ウィッチスティング ◆うぃんでぃB&フォンフー(風虎)(ティグリース/重装甲CSC) 1.C3 アングルブレード 2.A12 真鬼王 3.B7 ウィッチブレード 4.C12 DFナイフ 5.C3 アングルブレード 6.C3 アングルブレード 最初から全力全開……。 でも、遺産が二つあるのはズルイ(笑)。 とにもかくにも、虎ちゃん共々頑張っていただきたく。 現在エントリー神姫は30名。 容量が凄い事になってきたのでエントリー済みの項目を別ページ化。 以後の確認はこちらをご利用下さい。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1198.html
SHINKI/NEAR TO YOU Phase02-1 ouverture アナタノネイロヲ、キカセテ ♪♪♪ 六月といえば梅雨だ。ところであれだけ雨が降る月の呼び名が「水無月」というのはどういうことだろう? そんなことを思った有馬駿(アリマ シュン)がゼリスにふと尋ねてみると、彼女は手にした大判の書籍を抱えたまま返事を返してきた。 「旧暦では水無月は現在でいう7月に相当しますから、梅雨明けというところから『水の無くなる月』という呼称がつけられたそうですね。また、その由来から外れることとなった現在においては、降水によって天の水が無くなるという解釈が適用されると言われます」 すらすら答える彼女――背丈14cmほどの小さな自動人形(オート・マタ)の少女はシュンの武装神姫、ゼリスだ。 「けどさ、今年なんかはホントに水無し月だよな」 「そうですね。伝聞においてもそのような話題が多いです。いわゆる〝空梅雨〟ってやつですね」 それからゼリスは、太平洋高気圧がどうだとかフィリピン海での対流がどうとか、ひとしきり講釈。 シュンはそんな彼女の突発的な講義を聞きながら、率直な感想を述べた。 「……そんだけ無駄に物知りだったらさ。僕が試験勉強してるときも手伝ってくれりゃいいのに」 先週までシュンの中学は中間考査の最中。そこそこの成績はキープできたと思うが、こいつが協力してくれればもっと楽できたんじゃないか? 「シュン、それでは貴方のためになりませんよ。それにシュンは私に勉学を教えて欲しいのですか?」 「…………やめとく」 ちょっと悩んだ後、かぶりを振る。きっと中学のどの教師よりも分かりやすく講義を行ってくれるような気もするが、きっと中学のどの教師よりも妥協してくれないだろうから。 それにシュンの通う学校はエスカレータ式だ。二年の今の時期から神姫の家庭教師の世話になる必要もないだろう。 シュンの返答を予想していたのか、ゼリスはそれ以上特に何も言うこともなく、手にした本をパタリと閉じてソファに置いた。こいつは最近絵本にハマッているらしい。タイトルは「人魚姫」だった。 急に読書を中断して何なのかと思ったら、答えはTVを観ればすぐに分かった。 「あっ、〝黒猫キッド〟だ~♪」 ちょうど二階の部屋から降りてきた妹の優が、楽しげにゼリスの隣に座る。 始まったのは『黒猫キッドの冒険』っていう、いわゆる子供向けの人形劇だ。悪の科学者にサイボーグにされた黒猫が、ガトリング銃片手に毎度巻き起こる騒動を切り抜けていくという……なんというか。観る者によってはたまらない作品らしい。 まあ、たまには一緒に見てみるか。平凡的な日本の男子中学生からすれば、試験明けの日曜の午前ともなれば、特に何もすることもない訳だし――。 そんなことをシュンが考えていると、唐突に玄関のチャイムが鳴った。 シュンは立ち上がる。母、京子がリビングに紅茶を淹れてきてくれたところだったので、来客には自分が対応する旨を伝えると「お願いね」と京子は微笑みながらリビングに入っていった。 玄関に向かう間にリビングからは「あら、ネコさんもう始まっちゃった?」とか言う声が聞こえる。 大人気だな黒猫キッド。 そんなことを思いながら、シュンは玄関の扉を開いた。 「こんにちは」 玄関の先には、シュンの知らない少年がひとり立っていた。 同年代くらいに思えるが、シックな服装に身を包んだその姿はいかにも育ちが良さそう……というか、上品なイメージ。何よりも整った顔立ち、美形だ。 はて、どこの国にも王子様の知り合いはいなかったはずだが? シュンがポカンとしていると、彼はイメージに見合う爽やかな笑顔を浮かべ、会釈を返してきた。 「はじめまして、失礼ですがこちらにゼリスさんという方は居られますか?」 「はい?」 怪訝な顔で聞き返すシュンに、目の前の少年は穏やかな笑みを絶やさずに、胸元に手をやった。 「ほら、君からも説明しなさい」 そう呼びかける少年の胸元を見てみれば、上着の間から小さな顔がこちらを伺っていることに気がついた。 武装神姫だ。とうことは、この彼も神姫オーナーってことか。 「あの……こちらがゼリスさんのお宅だとお聞きしているのですが……違いますか?」 「いや、たしかにうちにはゼリスはいるけど……」 しかし、シュンにはこの神姫にも、そのオーナーの少年にも見覚えがない。 「何か勘違いしてるんじゃないでしょうか?」とシュンが尋ね返そうとしたところに、京子がゼリスと一緒にやってきた。戻ってこないシュンが気になり様子を見に来てくれたらしい。 「……まさか本当に訪ねてくるとは。そこまで貴女の気持ちが切迫しているとは思いませんでした」 ホッとしたのも束の間、来客を見るなりポツリと呟いたゼリスに、シュンは訝しげな目を向ける。 あの~、ゼリスさんはこちらの方々といったいどういったお知り合いで? そんなシュンの気持ちを知ってか知らずか。「あらあら、ゼリスちゃんのお知り合い?」とのんびり訪ねる京子にゼリスはコクリと頷いた。 「彼女は、私の友人です」 ♪♪♪ シュンはとりあえずふたりをリビングに通して、話しを聞いてみることにした。 少年の名は和光耕一(ワコウ コウイチ)、都内の私立中学に通う学生で、神姫の名はチカというらしい。耕一は音楽家を目指していて、ヴァイオリンの演奏がふたりの趣味なのだという(ちなみにあとで聞いたところ、耕一の通っているのはあの名門黒葉学園らしい。驚きだ)。 なるほど、どこかの国の王子様ではなかったらしい。で、そんな彼らとゼリスにいったいどんな接点があったのだろう? 「ゼリスさんとは、インターネットで知り合ったんです。いろいろと遣り取りをしているうちに、メールで時々相談にも乗っていただいて……」 シュンの疑問は顔にも出ていたらしく、チカがおずおずと語り出す。 「お前、いつの間にメル友なんて作ってたんだよ?」 ゼリスがパソコンをこそこそイジッているのは知っていたが、そんな遣り取りをしていたとは知らなかった。 「別に……日々を送るなかで様々な出会いを重ねるのは当然のことです。私がプライヴェートで友人を作っていたとしても、不思議はないでしょう?」 ……そうですか。 ネット社会の広がりはシュンの生まれた頃からより顕著になっているそうだが、神姫の間にもそんな繋がりが存在しているらしい。すごいことになってるなぁ……。 「ゼリスさんのことはチカから伺っています。いろいろとお世話になっているそうで、ありがとうございます」 丁寧にお辞儀してくる耕一。そんなにかしこまられてもこっちが息苦しくなっちゃうんだけどな。けれど耕一の上品な様はとても自然で、きっとそういうのが当たり前な環境で育ってきたのだろう。 一方、耕一の神姫であるチカの方は少々はにかみ屋のようだ。今も礼をする彼の前で頬を赤く染めている。 「かしこまっていただかなくても、結構です。お世話になっているのはお互い様ですから。それよりも、本題に入るべきでしょう」 ゼリスはそんな彼らの挨拶をさらっと流し、さっさと話しを進める。 「せっかちな奴だな。せっかく友達が会いに来てくれたんだから、ゆっくり邂逅を分かち合えばいいじゃんか」 「いえ、ゼリスさんの言う通りです。あまり長居をしてご迷惑をお掛けしても悪いでしょうから」 耕一は「ほら」と自分の前に座るチカを促す。 「あれ? 耕一さんはチカさんの相談の内容を知らないの?」 不思議に思ったシュンに、耕一が苦笑を浮かべる。 「はい。私もそちらのゼリスさんとお会いするとまでは聞いていたのですが、具体的な目的までは彼女からまだ聞いていないのです」 耕一の言葉にチカはますます身を小さくする。オーナーにも話してなかったような悩み、それも直接会って聞いて欲しいような相談か。どんな内容なんだろう? 皆の興味を集めるなか、チカは耕一の顔をチラチラと伺いつつも、語りだした。 「わたしは、ヴァイオリンを弾いてみたいんです」 静かに話し出したチカ。しかし、その内容に一堂は首を傾げた。 「ヴァイオリンって……チカちゃん、ヴァイオリンならもう持ってるよね?」 きょとんする優の言うように、今もチカの隣にはヴァイオリンケースが寝かされている。これがヴァイオリンじゃなかったら何だってんだ? シュンはちらっと耕一に目を向ける。 「確かに彼女が持っているのはヴァイオリンですが……そうだよね、チカ?」 「はい、そうなんですが……」 「貴女の持っているヴァイオリンが問題なのでしょう?」 耕一の質問に口籠ったチカは、ゼリスの助け舟にホッとした表情を浮かべた。 「そうなんです」 チカはケースを手元に寄せると、パチリとフタを開いた。 中から出てきたのは、褐色の木目美しいクラシックなヴァイオリン。チカはそのヴァイオリンを取り出すと、顎と肩で挟み、左手を弦の上へ、右手に持った弓をそっと添える。 響く音色。 曲はシュンでも知っている、バッハの弦楽器組曲第三番――G線上のアリアだ。チカのイメージそのままの、ゆったりとした優しい音色。 演奏を終えると、チカは丁寧にお辞儀をした。楽器を降ろし、一堂を見渡す。 「こういう事なんです」 いや、どういうこと? 話が飲み込めないシュンに対し、しかし、周りのみんなはチカの言葉に納得したのか、一様に考え深げな顔をしている。耕一も頷きながら、なんだか困ったような表情。シュンには全く意味が分からない……。 仕方がないので、どうやら一番事情を知ってるらしいゼリスに聞いてみる。 「シュン。彼女の演奏を聞いていて、気がつきませんでしたか?」 「へ? いや普通にいい演奏だと思ったけどそれがどうし……イタタタタッ」 素直に感想を述べただけなのに、いきなりゼリスにつねられた。 「何すんだよ、もう!」 「誰が感想の口述を要求したのですか? 注目するべきなのは、彼女の弾いているヴァイオリンの方です」 「……シンフォニック・ヴァイオリン」 耕一が呟く。 「そう。彼女の弾いているのは本物のヴァイオリンではありません。神姫用にダウンサイジングを施したシンフォニック・ヴァイオリンと呼ばれるタイプの物です」 「どういうことだ?」 楽器に詳しい訳じゃないシュンにはよく分からない。その様子を見取って耕一が教えてくれた。 ヴァイオリンという楽器は、とても繊細だ。名匠が創った名器を再現しようと、技師たちの努力や専門家による研究が続けられているように、ほんの僅かな形の違いから大きさ、果てやニス、あらゆる要素がその音色に影響する。 そんなヴァイオリンという楽器において、神姫用のそれを創るには大きな問題があるのだという。 「神姫用のヴァイオリンは、小さ過ぎるんです」 ヴァイオリンのような弦楽器の音には、弦の長さや太さなどが密接に関係する。 仕組みは同じ弦楽器と言えど大きさが変わることで、同じ弦楽器であるヴィオラやチェロのように異なる音色を出す楽器となる。 神姫の大きさに合わせた弦や弓そのままでは、ヴァイオリンの音色を出すことは不可能なのだそうだ。 「ですから神姫用のヴァイオリンを作ろうとするならば、電子化によって音を再現するしか方法がないのです。シンフォニック・ヴァイオリンと、弦と弓の振動によって音を発するバロック・ヴァイオリンとの相違点です」 耕一の説明をゼリスが引き取る。 つまりはチカの持ってるヴァイオリンは、本物じゃなくてヴァイオリン型のシンセサイザーみたいなものってことか。 「別にストラディバリウスやグァルネリのような名器でなくてもいいんです。ただ一度でいいから、電子的に作られた音色じゃなくて、弦を弓でこすることによってメロディを奏でる……そんな本物のヴァイオリンを弾いてみたいんです」 顔の前で指を組み合わせながら、真摯にチカは言う。 シュンは納得した。楽器や音楽のことは詳しくないけれど、人間のヴァイオリニストがストラディバリウスを弾くことに憧れるように、神姫であるチカにとっては人間の弾くような、バロック・ヴァイオリンを弾くことが夢なんだろう。 ふと気がつけば、さっきまでは晴れていた空はいつの間にかどんよりした雲に覆われていた。 やれやれ。どうやらチカの相談事は、一筋縄じゃいかないぞ ▲BACK///NEXT▼ 戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2144.html
ウサギのナミダ ACT 1-23 □ 「雪華さんとの対戦、受けてください……お願いします」 「なぜだ? 今俺たちがバトルしたって……ろくなことにはならないぞ」 「だって、こんなチャンスは滅多にないじゃないですか……秋葉原のチャンピオンと戦うなんて」 そういうおまえは、なんで今にも泣き出しそうな顔してるんだ? なんでそんなに必死そうなんだよ。 「お願いします、マスター……お願いします……」 何度も俺に頭を下げて頼み込むティア。 ティアが相手とのバトルを望むなんて、滅多にないことだ。 だからこそ、理由が分からない。 なんでそんなに雪華と戦いたがる? 東東京地区代表という肩書きが、ティアにとってそんなに魅力的だとは思えないのだが。 「……走れるのか?」 「はい」 結局、折れるのは俺の方だった。 肩をすくめ、ため息をつく。 ティアがそういうのならば仕方がない。 まだもめている、三人の客分の一人に、俺は声をかけた。 「……クイーン」 「なんでしょう」 「俺たちは……知っての通り、ティアの出自のことで、世間からも白眼視されているような状況だ。 ……そんな俺たちとでも、戦えるのか?」 そう。俺たちと戦うだけでも、彼らに迷惑がかかる可能性がある。 それを考えれば、すでに全国大会の代表を決めている神姫と、気安くバトルをすることなどできない。 取材されて、俺たちと対戦したことを白日の下にさらすなどもってのほかだ。 俺はそう思っていた。 だが。 「彼女の出自とバトルに、何の関係があるというのです?」 雪華は即答した。 彼女は噂や風聞で神姫を評価していない。ただ、バトルあるのみ。その姿勢こそが雪華の強さなのか。 「……わかった。対戦を受けよう」 俺の言葉に、ギャラリーがざわめく。 高村と三枝さんも、驚いたように俺を見た。 「ただし、条件がある。 そっちの事情があるにせよ、やはりマスコミの取材は受け入れられない。そこで……」 俺はこんな条件を提示した。 まず、この対戦について、一切記事にしないこと。俺とティアに対するインタビューはもちろん拒否だ。 ただ、何もなしでは三枝さんが困るだろうから、バトルの記録は許可。 また、高村たちへのインタビューなどは俺に拒否する権利がないので、記事にしない限り好きにしてもらえればいい。 妥協案ではあるが、三枝さんとクイーンの両方に面目が立つだろう。 それから、バトルのフィールドは俺が指定する。もちろん廃墟ステージだ。 「この条件が飲めるなら、対戦してもいい」 「わかりました。すべてあなたの指定通りに」 雪華の即答に、三枝さんと高村が泡を食った。 「ちょっと、雪華、相談もなし!?」 「何か不都合でも? 完全拒否よりも十分な譲歩案だと思いますが」 「でも、記事にできないっていうのは……」 「彼らはそれが困ると言っているのです。 それに、記事にするだけなら、先ほどの『エトランゼ』とのバトルで十分でしょう」 むむむ、と唸って、三枝さんは渋々承諾した。 一方の高村は、その様子を見て、先ほどの落ち着いた笑みを取り戻している。 すると、今度はギャラリーの方から声が上がった。 「おい、黒兎! クイーンとのバトルにステージの指定をするなんて、失礼だと思わないのかっ!? しかも、廃墟ステージなんて、黒兎得意のステージじゃないか! 卑怯だろ! そうまでして勝ちたいのかよっ!?」 声は、『ブラッディ・ワイバーン』のマスターのものだった。 最近、奴は何かと俺に突っかかってくる。何が気に入らないというのだろう。 ギャラリーも大半が、ワイバーンのマスターの意見に賛同して、俺にブーイングを送ってくる。 だが、何も分かっていないのは連中の方だ。 クイーンとそのマスターの意図を理解していれば、そんなことは言わない。 「……廃墟ステージの指定に、何か依存は?」 「ありませんよ? というか、僕たちの方から廃墟ステージでのバトルを提案するつもりでしたから」 笑顔の高村の言葉に、俺は頷く。ワイバーンのマスターは顔を引きつらせた。 高村たちは、ティアが廃墟や都市ステージでないとパフォーマンスを発揮できないことを知っている。 唯一無二の戦い方をする神姫とのバトルこそが望みなのだ。 そのパフォーマンスを遺憾なく発揮できるステージでなければ、彼らにとっても意味はない。 俺のステージ指定に反対するはずがないのだ。 高村の一言に、ギャラリーたちは口を噤まざるを得なかった。 俺の後ろでくすくすと笑っているのは、ミスティだろうか。 「これでいいでしょう。『ハイスピードバニー』のバトル、しかと見せてもらいます」 芝居がかった口調で、クイーンの雪華は俺とティアに言った。 「わたしも、負けません……!」 静かに言ったティアの言葉に、俺は驚きを隠せない。 かつて、これほどに闘志を燃やしているティアを見たことがない。 ティアの心境にどういう変化が起こっているのか。 ティアの台詞に、雪華は不敵な笑みを浮かべていた。 俺と高村は、バトルロンドの筐体を挟んで着席した。 ギャラリーから歓声が上がる。 そのほとんどが、クイーンへの声援だ。 やれやれ。これじゃあ、どちらがホームでどちらがアウェーかわからない。 今日の俺たちは完璧に悪役だった。 ならば、それでもかまわない。とことん悪役を演じてやろうじゃないか。 俺はバトルロンドの筐体に武装をセットアップしていく。 ティアをモニターするモバイルPCも開いた。 指示用のワイヤレスヘッドセットを耳に装着する。 久しぶりだった。この緊張感、久しく忘れていた。 準備をする俺の後ろに、ギャラリーが立った。 久住さんと大城、それから四人の女の子たち。 「いいのか? 俺の後ろで」 俺が言うと、みんながみんな頷いていた。 「言ったろ。俺たちはお前の味方だ」 「わたしはあなたの側につくって宣言しちゃったし」 久住さんに至っては、肩をすくめながらそんなことを言うので、俺はびっくりしてしまった。 四人のライトアーマーのオーナーたちは、久住さんの味方らしい。 味方がいてくれるのはありがたいことだ。 久住さんが、不意に険しい表情になって、俺に囁いた。 「気をつけて……クイーンは並の武装神姫じゃないわ」 「……そりゃあ、仮にも全国大会選手なんだから……」 俺の言葉に、久住さんが首を振った。 「もうなんて言ったらいいのか……次元が違うの」 俺は怪訝な顔をしたと思う。 久住さんの言葉は要領を得ていない。 彼女にしては歯切れの悪い答えだった。 ミスティが続ける。 「そうね……わたしたちの得意の距離に踏み込んで、真っ向勝負で、逃げなくて、こっちはあらゆる手を尽くして……それであしらわれた、って言ったら分かる?」 「……は?」 にわかには信じがたい。 身内びいきを差し引いても、ミスティは全国大会レベルの選手と互角に戦えるだけの実力がある。 アーンヴァルの飛行能力で、徹底的にミスティの弱点を突いたならともかく、ガチンコ勝負であしらうなどとは、想像もつかない。 だが、久住さんとミスティはまったく真剣な顔をしていたし、大城も虎実も頷いている。女の子たちも真面目な顔で、冗談にしてくれそうな雰囲気ではなかった。 俺も、海藤の家で、雪華のバトルは見た。 あのときの手並みも鮮やかだった。 しかし、あのバトルはアーンヴァル同士の空中戦だったから、参考にならない。 俺は戦慄する。 もしかして、とんでもない化け物を相手にするのではないのか? 「ごめんなさい。参考になるようなこと、言えなくて……」 「気にすることないよ。とんでもない相手だってことがわかっただけでも十分さ」 悔しそうな顔をした久住さんに、俺は笑いかけた。 すると、久住さんはちょっと驚いた。 「……なにか、あった?」 「なんで?」 「先週みたいに思い詰めてなくて、なんだか……ふっきれたみたい」 「ああ」 彼女はまだ知らないのかもしれない。今日の朝の報道を。 久住さんがきっかけを作ってくれたおかげで、今俺はこうして笑えている。 「だとしたら、久住さんのおかげだ」 俺が言うと、久住さんは驚いた顔をしたあと、視線をそらしてうつむいた。 ……何か悪いことを言っただろうか。 彼女の肩で、ミスティがほくそ笑んでいるのが見えた。 俺は不可解な思いに捕らわれながらも、筐体の向こうを見た。 高村が準備をすませ、こちらを見ている。 「相談は終わりましたか?」 俺はティアを見た。 「ティア、いけるか?」 「はい。大丈夫です」 ティアの返事はいつもよりもしっかりとしていて、緊張していた。 このティアの心境が、バトルにどんな影響を及ぼすだろうか? それが少し心配ではあったが。 俺は高村に告げる。 「準備OKだ。……始めよう」 「それでは」 双方のアクセスポッドが閉じて、筐体と神姫がリンクする。 スタートボタンを押す。 ファンファーレと共にディスプレイにフィールドが表示され、対戦者の名前が重なる。 『雪華 VS ティア』 バトルスタートだ。 ■ 廃墟を吹き抜ける砂塵。 いつものフィールド。得意のフィールド。 わたしはメインストリートを巡航速度で走る。 久しぶりのバトルロンドは懐かしい感じがする。 再びここに戻ってこられるとは思ってもいなかった。 今日の相手はとびきりの対戦者。 このバトルは、わたしにとっては大きな、そして唯一のチャンスだった。 だから、マスターに無理を言ってまで、対戦を受けてもらった。 わたしは、今日の対戦者に感謝しなくてはならない。 わたしを助けてくれたこと。そのときはバッテリーが切れていたので、覚えてないけれど……。 そして、わたしと対戦してくれること。 風が巻いた。 わたしの頭上を、高速で何かが駆け抜けていく。 攻撃を警戒していたけれど、ただ追い越していった。 そして、上空で優美にターンすると、わたしと向かい合う位置で、空中で静止した。 わたしは、武装した相手の姿を見て、声を失う。 美しい。 そして、圧倒的な存在感。 基本の武装はアーンヴァル・トランシェ2だけれど、細かいところが異なっている。 羽は鳥を思わせる形状の機械の羽。 捧げ持つ武器は、長大な黄金の錫杖。 気流に舞い上がる銀髪が大きく広がっている。 まるで光の粒子をまとっているかのよう。 その姿は、まさに天使。 いまならわかる。 彼女がなぜ『アーンヴァル・クイーン』と呼ばれるのか。 その堂々たる姿は、まさしく天使の女王と呼ぶにふさわしかった。 それに比べればわたしなんて、地を飛び跳ねる小さな兎に過ぎない。 「待ちこがれていました。貴女との対戦を」 白き鷹のごとき神姫は、子兎のようなわたしにそう言った。 「……なぜですか。なぜ、わたしと、なんですか」 「貴女の独自の装備と技を、身を持って感じたいからです」 それだけ? たったそれだけのために、わざわざ遠くまでやってきて、わたしと戦いたいというの? 全国大会も制覇しようという武装神姫が? わたしにはわからない。 雪華さんにとっては、それほどの価値があるようだけど、わたしはそうは思わない。 わたしなんかと戦って得るものがあるなどとは到底思えなかった。 けれど、このバトルは、わたしにとってはチャンスだった。 そう思って、自分を奮い立たせる。 わたしは小さな兎なのだとしても。 戦ってみせる。……そして勝つ。 「ならば……真剣勝負です、雪華さん!」 「望むところです、ティア!」 雪華さんとわたしの、戦いの輪舞がはじまった。 次へ> トップページに戻る